Wake Up, Girls!とRun Girls, Run!を応援するブログ

声優ユニット「Wake Up, Girls!」「Run Girls, Run!」とその関連コンテンツを応援しているブログです。※2021年11月5日ブログ名改訂(旧名:2019.1.30~2020.8.1 WUGのFINAL LIVEに来てほしい人のブログ、2020.8.1~2021.11.5 Wake Up, Girls!の存在を知ってほしい人のブログ)

解散後にWUGを好きになった方へ




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「Wake Up, Girls!は、」 「いつでもみんなの心にいるよ!」






本記事はWake Up, Girls! Advent Calendar 2021 の1日目の記事となります。

adventar.org

もう12月です。早いですね。 ちなみに昨年書いた記事はこちらになります。

hikolive.hatenablog.com

↑の記事が、実質私の自己紹介のような感じになっております。 ご興味のある方は是非読んでみてください。かなり長いですが…………。


そしてやはり、今年の記事も長いです。


さて、2019年3月8日、声優ユニットWake Up, Girls!はさいたまスーパーアリーナでのFINAL LIVEを以って解散しました。 (一応、翌3月9日に最後のブログ投稿があったり、ファンクラブのわぐらぶが同年3月31日までは継続していたりなどはありますが、本記事では2019年3月8日を「声優ユニットとしての解散日」と定義します)


それから3年近い月日が経った2021年12月現在。 個々のメンバーの活動だったり、コロナ禍での自粛期間中のアニメ視聴だったり、パチスロだったり、出会うきっかけは人それぞれですが、新しいWUGのファンは増え続けています。
そして、そういったファンの方のほとんどが、「解散前に出会いたかった」と話されています。



ただ、自分が最近思っていることがひとつあります。 それは…………








『WUGってもしかして…………実は解散してないんじゃないか?







ということです。








あ、「亡霊がまた何か言ってるよ」と思ったそこのあなた、まぁ話だけでも聞いていってください。


というわけで本記事では、Wake Up, Girls!の「解散」について改めて考えていきます。 また、もしWUGがすでに解散していることに対して悲観的に捉えている方がいたら、「そこまで悲観するべき状況ではないし、これからもどんどんWUGを好きになっていってほしい」ということを伝えたいです。


尚、「解散」というデリケートな話題を取り扱う上で、『あくまで解散の受け止め方は人それぞれであり、この記事で述べていることは、私というただの一個人の考えに過ぎず、誰かにそれを押しつけるものではない』ということを、予めご了承ください。








①WUGが解散に至るまでの流れ


記事の冒頭で声優ユニットWake Up, Girls!の解散を定義しましたが、本記事で解散についての話をする上で、まずどういった流れでWUGが解散に至ったかというのを、簡単に振り返っていきたいと思います。
(なるべくソースを確認できる箇所は確認していますが、基本的に私の記憶に基づいて書いているので、もし間違っている箇所がございましたらご指摘いただければ幸いです。都度訂正していきます)


2018年5月12日

・Green Leaves Fesの最後、キャストが捌けたあとに、映像にて「Wake Up, Girls! LIVE TOUR 2018→2019(仮称)」の告知があり、Part1とPart2の開催場所と日程が発表される。また、Part3については年明けに開催、詳細は後日発表という告知も併せて行われる。

2018年6月15日

・15時にわぐらぶ会員向けのメールで解散が発表される。


・その後、WUGちゃんねるとがんばっぺレディオ!(以下、ぺらじと表記)でも、解散についてそれぞれ動画と音声によるメンバーからのメッセージが投稿される。

(私はこれ、1度しか視聴できていません。ただ、そのときの奥野香耶さんの思いつめたような表情が目に焼きついています)


・WUGちゃんねるとぺらじが今後不定期配信になると発表があり、以降更新が途絶える。また、「Wake Up, Girls!とRun Girls, Run!オールナイトニッポンi」についても、Wake Up, Girls!メンバーの回の更新が休止となる。
その後、ファンの声の後押しというかたちで、約一ヶ月後からそれぞれの番組の更新が再開される(WUGちゃんねるとぺらじについては、出演メンバーの人数が従来の3人から1~2人となる)


エイベックス・ピクチャーズの発表文に【プロジェクトとしての「Wake Up, Girls!」は今後も展開して参ります。また、Wake Up, Girls!の声優活動は引き続き、行ってまいります】という文面があり、物議を醸す。

(2018年5月11日にRakuten Gamesをプラットフォームとするゲーム「Wake Up, Girls! 新星の天使たち(通称WUG天)」の発表があったものの、6月15日の時点ではまだリリースされていなかったため、当時は、これを見越したコンテンツ継続宣言か? とも思われていました。WUG天は2018年8月20日にサービスが開始されていますが、Rakuten Gamesの終了に伴い、2019年7月9日にサービス終了しています)


・わぐらぶの動画が更新される。
動画のタイトルは「2018.6.15 HOME」。
内容は、「LIVE TOUR 2018→2019」のツアータイトルが徐々に変わっていき、「FINAL TOUR -HOME-」へと変わっていくというもの。
これにあわせて、ツアーのタイトルが「FINAL TOUR -HOME-」になったことが発表される。

(Green Leaves Fesの最後のMCでの青山吉能さんのRun Girls, Run!ちゃんと、そしてWake Up, Girls!と、この10人、そしてみんな(ワグナー)、一緒にGreen Leavesという【家族】になれたと思います」という言葉を改めて思い起こし、HOMEという文字を見た瞬間涙が出ました)


2018年6月16日〜2018年7月12日

・番組の更新が途絶え、メンバーの情報発信がブログのみとなる。

(例外的に、メンバー個人が出演している番組(FIVE STARS、のびしろにょきにょき、ず~ぱらだいすなど)は普通に放送・配信されていましたが、解散についてはサラッと触れる程度だったり、一切触れてなかったり)
(この期間、私事ですが6月18日の大阪北部地震で被災し避難所生活を送っていたため、情報を追いきれていなかったことから記憶が不明瞭です)

2018年7月13日

・HOMEツアー市原公演前日、わぐらぶ会員限定公開リハーサルイベント。

(どんな心境でイベントに臨めばいいのか正直わからなかったのですが、久しぶりに見るメンバーたちは、あまりにいつも通りの、笑顔いっぱいのWUGちゃんで、安心しました)

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HOMEツアーレポ本「ありがとうのパレード」より



2018年7月14日

・HOMEツアー初日、市原公演。 FINALという言葉はメンバーから一切発せられず、ツアーのタイトルも青山さんが「HOMEツアー」とMCで呼称していたため、HOMEツアーという通称が定着。

・解散についての話は全く出なかったが、唯一、山下七海さんの誕生日を祝うくだりの際に、山下さんから「解散後」の活動に関する言及があった。

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HOMEツアーレポ本「ありがとうのパレード」より


2018年8月4日

・HOMEツアーPart1ラストの大宮公演。 これまで、ツアー中解散についてほとんど触れていなかったので、本当に解散するのかな? と思うくらいだったが、この日のMCで青山吉能さんが「寂しい」とこぼしている(円盤参照)。

2018年12月9日

・HOMEツアーPart2盛岡公演。 10月の岸和田公演でも解散についてはほとんど触れられていなかったが、この日の公演でついに解散への具体的な言及と演出(奥野香耶さん考案による、会場全体での言の葉 青葉合唱)がされる。

2018年12月23日

・HOMEツアーPart2ラストの横須賀公演。 夜公演にて、FINAL LIVEが2019年3月8日にSSAで開催されることが発表(円盤参照)。

2019年1月2日

文化放送田中美海FIVE STARS」のゲストとして山下七海さんが出演(収録放送、2018年12月19日収録)
「これからの目標」というテーマで、解散以降の活動について言及がある(詳細は後述)



2019年1月5日

・HOMEツアーPart3初日熊本公演。 想い出のパレードのタイトルが発表される。

2019年2月2日

i☆Ris、Wake Up, Girls!、Run Girls, Run!の最初で最後の合同イベント「わぐりすらん」が開催される。
i☆Ris先輩が全員山北早紀さんの衣装を着て緑色に統一したり、「Happy New World☆」の「君に」という歌詞を「WUGに」と改変して歌いながら舞台袖にいるWUGちゃんに対してレスを送るなどの先輩ぶりを見せる。
Run Girls, Run!厚木那奈美さんがWake Up, Girls!宛てのコメントをする際涙してしまい、こちらももらい泣きする。
初期は泣き虫だった(らしい)ものの、活動後期ではライブやイベントでいつも笑顔だった高木美佑さんが、本イベントの終盤に涙を見せていたのが印象的だった。
また、MCの鷲崎さんが「頼むから(自身のイベントがあるためにSSAに行けない)俺の代わりにみんなSSAに行ってあげてくれ」と泣いていたのももらい泣きさせられた。

(収録用のカメラが入っていたそうですが、円盤化まだですか?)

2019年2月23、24日

・HOMEツアーラストの仙台公演。 仙台公演のチケットは他公演とは比較にならないほどの入手困難ぶりで、参加したくてもできないファンが多数いた。
SSAに予定があって参加できず、24日の公演にも参加できず、WUGを観ることのできる最後の公演が23日という方もいたため、奥野香耶さんが気遣い、各公演のMCで「これが最後という人もいるよね。ありがとうね」と感謝の気持ちを述べている。
また、未映像化公演としては最後となった24日昼公演では、これまであまり解散について多くを語らなかったメンバーが抑えていた感情を吐露する場面があった。

2019年3月8日

・わぐらぶ会員向け公開リハーサルで「止まらない未来」が披露される。

・18時30分より、Wake Up, Girls! FINAL LIVE 〜想い出のパレード〜 が開催される。



ざっくりまとめると、2018年6月15日に一旦解散発表があってから、しばらくは表立って解散の話についてメンバーから触れられることはなかったものの、12月9日の盛岡公演を機に、徐々に解散に向けて番組やイベント、ライブの雰囲気が変わっていったという感じでした。
尚、解散発表時、「個々の道を歩んでいくことが、さらなる成長に繋がると考え」とはあったものの、解散の理由は明らかにされていません。あるいは、複合的な理由だったのかもしれません。


先述の、山下七海さんがゲスト出演したFIVE STARSで、山下七海さんと田中美海さんがそれぞれ話していたこと。



山下さん
「美海とは切磋琢磨する関係だと思っていて、お互いに支え合っているようで独立しているという関係を築いていきたい」

田中さん
「(七海と)道はそれぞれ違うけど、たまに交差することもあったりして…………。寂しいかもしれないけどそんな私たちを応援してほしい」



これを受けて、私は「ああ、解散後はもう、みんながそれぞれ違う道を歩み始めるんだ。WUGちゃんがみんなでわちゃわちゃしている姿を見られなくなってしまうんだな」と思いました。

わちゃわちゃしているWUGちゃんたちが本当に好きだった。


2019年3月8日のFINAL LIVEが発表されてから、私は3月8日を「この世の終わりの日」と捉えるようになり、今だから言えるのですが、WUGのことを考えるとつらくなるので3月9日以降はTwitterのアカウントを消してしまうつもりでした。
2019年2月から3月頭にかけて、お蔵入りにしていた絵を大量にUPしていたのは、消してしまう前におもてに出しておこうという意図からでした。

(↑一番最初に描いた奥野香耶さんと田中美海さん)


しかしながら、SSAでの青山吉能さんの「これからは第2章」という言葉を受けて、Twitter及びWUGメンバーの応援を継続して現在に至っています。







②2019年3月9日以降のメンバーについて


奥野香耶さんが3月9日10日にプロジェクト東京ドールズの舞台、3月17日に温泉むすめの雲仙温泉トークショーに出演されたり、高木美佑さんが3月15日にDJイベント(リスアニ!ナイト)に出演されたり、田中美海さんと山下七海さんが3月16日にプリパラのライブに、田中美海さんが3月17日にゾンビランドサガのライブに出演されるなどあったものの、WUGに心が囚われ続けていた私は気持ちを他のコンテンツに向けることができず、現地に応援しに行っているファンの方に尊敬の念を抱いたりしていました。

そんな中、3月17日にあった「邪神ちゃんドロップキック2期キャスト発表会」にて、新キャラクターのキョンキョンキョンキョンの姉(ランラン)役に山下七海さんと田中美海さんが決まったことが発表されました。

www.youtube.com

(発表部分は動画の37:38あたりから)















…………ん???????















ここでFIVE STARS田中美海さんのコメントを振り返ってみます。











田中さん
「(七海と)道はそれぞれ違うけど、たまに交差することもあったりして…………。寂しいかもしれないけどそんな私たちを応援してほしい」














いや交差早いな!!


もちろんキャスティングを本人たちが決めたわけではないのは承知の上ですが、それにしても…………。

2019年4月18日の「山下七海のななみんのねごと」第3回ではゲストに田中美海さんが登場(番組初ゲスト)。
邪神ちゃんのキャストの話題にも触れて、

山下さん
「それぞれの道になって、お互い試練とかを乗り越えて、『あの田中美海と共演!?』っていう感じになるかと思いきや…………」

田中さん
「『じゃあ、お互い頑張ろうね!ノシ』→『はい、また会いました〜〜』みたいなwww」

www.youtube.com

(動画の59:21あたりから)



先日、田中美海さんと山下七海さん(と煮豆と龍)についての記事でも触れましたが、2021年現在もお二人は本当に共演の機会が多いですし、なんなら今度の12月5日のプリティーシリーズのライブでもノンシュガー&マスコッツとして出演しますし、お互いの番組でも高頻度で相手の名前が出てきます。体感的に、山下七海さんは自身の番組で毎回田中美海さんの話をしています。



2019年8月27日のなないろレシピでは、進行役として奥野香耶さん、ゲストとして高木美佑さん、更にサプライズゲストとして田中美海さんが登場し、番組の中にメンバーが4人揃うという事態になりました。

高木さん
(サプライズで登場した田中さんに対して)なんだよお前、帰れよ」

田中さん
「お前 茄子泥棒め! ずっと観てたんだからな!」

高木さん
「帰れよ! 私の食べる分が減るじゃん!」





たまんね〜〜〜〜
もう見られないと思っていたわちゃわちゃしているWUGちゃんを見て涙が出ました。

www.nicovideo.jp

田中美海さん登場は47:04あたりから。驚きすぎて奥野香耶さんのところに倒れ込む山下さんは必見)





3月8日以前は、もうWUGちゃん同士が今後WUGとして絡むことはなく、共演することはあっても、あくまでお互い1人の声優として一定の距離感を保ちながら、言ってしまえば余所余所しく接することになる。
と思っていたのですが、実際には滅茶苦茶共演しているし、滅茶苦茶以前と変わらずお互い接しています。

一例を上げると……

・「永野愛理のあれか、これか」のゲストに奥野香耶さんが登場し、一緒に踊る(?)
高木美佑さんのYouTube(通称みゅーちゅーぶ)に田中美海さん、青山吉能さんが度々登場。この3人はプライベートで式根島へ旅行にも行っています。
・「マユ通」と「ななみんのねごと」のコラボ特番が度々ある(今年も12月にあります)
・「みなみ ア・ラ・モード」と「なないろレシピ」のコラボ特番が度々ある
・カラオケ番組「トモカラ!」で共演し一緒に歌う(青山吉能さんと高木美佑さん、吉岡茉祐さんと田中美海さん)
青山吉能さんの「みずいろPlace」書籍化キックオフ番組で田中美海さんが登場。
・「山下七海のココどこ???」では、2019年から2021年にかけて、他のメンバー6人が全員ゲストとして出演を果たす。

等々…………。


また、メンバー同士の番組として、2019年1月より「マイラジ青山吉能さんと高木美佑さん)」が、同年4月より(4月に第0回配信。本配信は翌5月から)「ことだま☆パンケーキ(吉岡茉祐さんと山下七海さん)」が開始され、現在まで続いています。

2021年には、TOKYO6 ENTERTAINMENTさんの番組に、小春六花役の青山吉能さんと、夏色花梨役の高木美佑さんと、花隈千冬役の奥野香耶さんが出演し、「この絵面どこかで見たことある」となったりしました。


それぞれの番組のトークを聴くと、もう本当に3月8日以前と変わらない距離感だし、普通にWUGの話もしています。


WUGが解散したら、WUGの話も聞けなくなってしまうのではという危惧を抱いていたのですが、そんなことは全くなく、コロナ禍においては7人でZOOMをやったという話(青山吉能さんが夕飯のため席を外す際、みんなせーのでやめようと呼びかけたが、誰も応じず6人で話し続けたという話はあまりにも有名)を聞けたりと、変わらない仲の良さをうかがい知ることができます。




③解散に対する自分自身の考え方の変化


少し話は戻りますが、2019年末、Wake Up, Girls!のTwitter公式アカウントが動き、2020年3月6日にFINAL LIVE上映会を実施するという発表がありました。



嬉しい。 もう2度とWUGのライブに行くことは叶わないと思っていたけれど、劇場での上映ならコールを思いっきりできるし、あのライブを追体験できるんじゃないかと思ったのです。

一方で、「上映会に壇上ゲストとしてWUGちゃんが来るんじゃないか」と予想する声もありました。

これも今だから言えることで、どうか気を悪くしないでいただきたいのですが…………。
正直「それはちょっと嫌だな」と思っていました。





だってWUGは解散したのだから。



お前さっきまであれだけWUGちゃんのわちゃわちゃしている姿が見られて嬉しいとか言ってたやんけ、と言われそうですが、これが我ながらめんどくさいところでして…………。

WUGが解散することは本当に悲しかった。 ただ、解散するからこそ、一瞬一瞬を噛みしめるように、毎公演最高を更新し続けたあの奇跡のようなHOMEツアーがあったと思うし、最後の最後にSSAで最高を最頂点まで更新して幕を閉じることができたと思っているのです。

そこには、「覚悟」があったし、ひとつの「けじめ」があったと思う。


あの7人が仲良くしているのは凄く嬉しいけど、あの7人が「Wake Up, Girls!」として登場するのは違うんじゃないか、それを認めてしまったら、あの日々は、あのとき流した涙はなんだったのか…………となってしまう気がしたのです。




結局、上映会はコロナ禍の影響で中止となりましたが、のちにパチスロ「Wake Up, Girls!Seven Memories」が発表。
2021年3月19日に、YouTubeのカルミナチャンネルで公開された「パチスロ Wake Up, Girls!Seven Memories【発売記念特番 】ワグナー必見!久しぶりのWUG!トーク」が公開され、当初は複雑な心境で動画を視聴していました。

www.youtube.com





そんな私が、意識を変えるきっかけとなった出来事がふたつあります。


<1>

ひとつは、パチスロWUGのメーカーであるカルミナさんが企画した「愛WUGの祭典」で、これはアンケート企画の延長として、Twitter上でハッシュタグ #愛WUGの祭典 をつけてWUGへの愛をみんな呟こう! という趣旨のもの。
様々な人が、それぞれの想いをこのタグに投稿し、WUGのメンバーもこのタグを読んでいるとフリート(2020年~2021年8月頭まで存在した、Twitterの機能)などでメッセージを発したりしました。





個人的にこのタグを見ていて思ったのは、WUGを完全に過去の、「終わったもの」として捉えているコメントに対する違和感でした。
もちろん、タグを使って投稿するぐらい、WUGが大事なものだったのだと思います。


しかし、声優ユニットとして解散したとしても、自分にとってWake Up, Girls!は現在進行形のコンテンツなのです。



自分は、2019年2月24日の仙台昼公演で吉岡茉祐さんが言っていた、


忘れないでほしいの、この瞬間を。
何年後かしたらみんな他の現場に行くじゃん笑
それに上書きされないくらい、
一生お前らの心に残るライブにしてやるからな!

絶対忘れんなよ!!!!!!!



という言葉を従順に守り続け、
絶対に忘れないために、
この想いをこれからもつなげていくために、
ライブのレポなどを現在でも描き続けています。

また、未視聴の円盤を少しずつ観たり、ゲームで遊んだりといったことをしています。

令和3年にPS Vitaとミラクルガールズフェスティバルを購入して遊んでいる人間の図


また、第2章として活躍を続けているWUGちゃん7人についても、各々の番組を視聴したり、イベントに足を運び続けたりしています。






人はそれを亡霊と呼ぶのかもしれませんが、自分の中でWUGは生き続けています。




となったところで、前述の「WUGは解散したのだから、7人がWUGとして登場するのは抵抗がある」という自分の考えはもしかして間違っているのでは? と思うようになりました。




<2>

もうひとつ、意識を変えるきっかけとなったのは、2019年3月9日以降にWUGを知り、好きになってくださった方の存在です。

コロナ禍で、自粛期間中にアニメを観たのをきっかけにWUGを好きになった方。
2020年5月の山下七海さんの「ぼくなつ2」配信をきっかけに山下七海さんとWUGを知った方。
パチスロ「Wake Up, Girls!Seven Memories」をきっかけにWUGを好きになった方。

沢山の方が、色々なきっかけでWUGを知り、WUGが好きだということを発信し続けています。

本当にありがとうございます(お前はどういう立場のなんなんだ……)


WUGちゃんも、番組で「最近WUGを好きになりました」という方のメールを読むと嬉しそうにしていて、視聴しているこちらも嬉しい気持ちになります。



また、2021年にはWake Up, Girls!新章のゲマくじや、新グッズの展開がありました。


これについて、「なぜ今更?」という反応がある一方で、最近WUGを好きになった方たちはとても喜んでいて、グッズが手元に届いたときも写真をTwitterに上げたりされていて、それを見てあたたかい気持ちになりました。



「いつかWUGちゃんに復活してほしい」
「WUGちゃんのライブを観たい」



といった言葉を目にすると、以前なら「でもWUGは解散してしまったんです……」と思ったのが、今では「どうにか実現してほしい」と思うようになりました。













そもそも、「解散」とはなんなのでしょうか。













④変わっていくもの、変わらないもの


ここで改めて「解散」について考えるため、エイベックスピクチャーズの発表文面を再度見てみます。

(略)

5年という歳月の中で、様々な活動を通じ、
これからメンバーそれぞれが目指す夢を描いた時、
メンバー、運営スタッフとで何度も話し合った結果、
個々の道を歩んでいくことが、さらなる成長に繋がると考え、
ユニットの解散という結論にいたりました。

(略)

プロジェクトとしての「Wake Up, Girls!」は今後も展開して参ります。
また、Wake Up, Girls!の声優活動は引き続き、行ってまいりますので、
応援よろしくお願い申し上げます。

(略)



声優ユニット Wake Up, Girls!からの大切なお知らせの発表pdfより引用)


プロジェクトとしての「Wake Up, Girls!」というのは、発表当時、前述した「WUG天」を指すのかと思っていましたが、それだけではなく、すでに記事内で触れたグッズ展開や、パチスロ「Wake Up, Girls!Seven Memories」も該当すると考えられます。中止にはなってしまいましたが、SSA上映会などもその一環であると思われます。

また、WUG新章からデビューし走り始めた後輩ユニットRun Girls, Run!は、現在も絶賛活動中です。
(もちろん、Run Girls, Run!Run Girls, Run!で独立したプロジェクト&声優ユニットであるため、RGRのファンという目線で考えるとWUGと安易に結びつけるのも難しい(「WUGの後輩」としてではなく、「Run Girls, Run!」として見てほしい)ところではありますが、それでも、Wake Up, Girls!という作品と仙台が原点であることは揺るぎなく、先日の4周年ライブ仙台公演では懐かしい話も沢山出ていました)
(というか、「Run Girls, Run!」というアニメを観たいんですけどね、運営さん…………)


また、「Wake Up, Girls!の声優活動は引き続き、行ってまいります」という記述があり、これもWUG天やパチスロ「Wake Up, Girls!Seven Memories」が該当すると思われます。
音源自体は2019年3月以前に収録したものらしいですが、WUGの声優として2019年3月9日以降イベントや番組に出演する(前述の、カルミナさんの番組など)のは、この文面と矛盾しません。



WUGちゃん自身は、SSA以降、SNSのアカウントを開設したり、髪色や髪型の多彩なアレンジをするようになったり、WUGとして活動していたときに比べて様々な声優さんと仲良くなる機会が増えたり、何よりとても大人っぽく魅力的になりました。
先日2021年11月19日配信の青山吉能さんの番組「青山吉能の可能性に挑戦!」で、ゲストとして出演していた山下七海さんが青山吉能さんに対して「アンタ色っぽくなったわね」と言っていたのは、なんだか感慨深いものがありました。

そんなWUGちゃんたちですが、2021年現在も当たり前に仲が良く、番組などで一緒になる機会があれば(一緒にならなくても)、WUGの話が自然と出てきます。

www.youtube.com

↑普通に「WUG」という言葉が頻出する番組の代表例




2021年11月8日配信の『山下七海のココどこ???』#54おまけで、ゲストの永野愛理さんが「(SSAから)結構経ったけど、関係値とか変わってなかったのが良かったな」と言っていたのが全てを表していると思います。




SSA以降、環境の変化などはあったものの、WUGちゃんの「家族」のような関係性が変わることはない。
(WUGちゃん同士の気のおけない関係性については、ファンのみならず、同業で共演機会の多い南早紀さんなども言及しています)


2021年現在の7人は、2019年3月8日によって大きく変わったというよりも、そこから地続きでつながっているものです。













では、「解散」とはなんなのか。













これは本当に、「声優ユニットとしての活動」に限定したものであり、「ユニット単位でのライブやイベントができない」ということに過ぎないのかもしれません。


そう考えると、「解散」についてそこまで悲観的に捉えなくてもいいのでは……? と思えてきます。
なぜなら、7人は絆を解散させたわけではないのだから。





つまり―――――











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煮豆(田中美海さんの夢の中に存在する柴犬)




…………。






⑤WUGのライブに参加する方法 2021年版






声優ユニットとして解散したWake Up, Girls!のライブを、もう一度生で観たい。
これは全人類の願いであると言えるでしょう。


では、それを叶える方法は…………



それは、一度転生し、人生をやり直し、2013年からWUGちゃんを推していくことです。


















あの、石を投げないでください







いや私は真面目に考えていますし、絶対また自分に生まれ変わって今度こそWUGちゃんを初期から追いかけようと思っています。



ただ、この方法は残念ながら現実的ではないため、少しでもWUGちゃんのライブを感じられる方法を5つ紹介したいと思います。




A.WUGの円盤を観る

正攻法です。




B.上映会を開催する

コロナ禍で現在は難しいですが、有志を何人か集めて円盤上映会をするだけでも、だいぶライブの臨場感を再現することができます。

2020年3月、公式のSSA上映会が中止になってしまったとき、上映会を諦めきれなかった私は、まだコロナ禍が本格化する前のタイミングだったこともあり、2020年3月8日に有志を募って、可能な限りの感染対策を実施しつつ、上映会を開催しました。

私はコミュ障人間で、人と会話をするだけで緊張で大量に汗をかいてしまったり、コミュニケーション能力が本当にないのですが、WUGちゃんへの熱意だけで主催をしました。
もちろん、参加してくださった方のご協力があってこそです。


感想としては、正直滅茶苦茶楽しかったです。


コロナ禍が落ち着いたら、皆さん是非やってみてください。





C.イーハトーヴシンガーズさんの定期演奏会に参加する

www.youtube.com




イーハトーヴシンガーズさんは岩手県盛岡市宮古市、東京都を拠点に活動されている混声合唱団の方たちです。 これはたぶん奥野香耶さんが言っていたので言っちゃって大丈夫かと思うのですが、奥野さんのお母様とお姉様も参加されています。

Wake Up, Girls!とイーハトーヴシンガーズさんは、奥野香耶さんの希望により、2018年12月9日のHOMEツアー盛岡公演で共演されています。

ameblo.jp

ameblo.jp




「イーハトーヴの風」(昼の部)、「旅立ちの時」(夜の部)

そして昼夜の部で「言の葉 青葉」の合唱の披露がありました。

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HOMEツアーレポ本「ありがとうのパレード」より





2019年6月8日は盛岡で、8月3日は東京で定期演奏会が開催され、それぞれの公演で、WUG盛岡公演でも披露された「イーハトーヴの風」「旅立ちの時」そして「言の葉 青葉」を合唱。
また、盛岡公演においてのみ、サプライズで「TUNAGO」が披露されました。





上のほうで貼った動画では、「言の葉 青葉」と「イーハトーヴの風」の合唱を聴くことができます。


2020年・2021年の定期演奏会は残念ながら中止になってしまいました。
しかし、私はまたいつか定期演奏会でイーハトーヴシンガーズさんの歌声を聴くことができると信じています。


もし開催された暁には、是非参加してみてください。




HOMEツアー盛岡公演のときに吹いていた風を、感じられると思います。





D.メンバーが参加しているライブを観に行く

ここで言うライブには大きく分けてふたつあり、他コンテンツのライブと、特定のコンテンツとは関係しないライブ(カラオケイベント等含む)です。
他コンテンツにWUGの感情を持ち込むのはご法度ですが、スーパー歌ウマ・ダンスパフォーマンスキレキレなWUGちゃんを体感できる機会なので、是非参加してみてほしいです。それが、WUGちゃんの第2章を応援していくことにもつながるはずです。


個人のバースデーイベントでのライブや、トモカラ!などのカラオケ系イベントでは、コンテンツに縛られずに歌うので、これについてはWUGちゃんをありのまま応援できます。

ただ、基本的にWUGの楽曲を歌うことはない、と考えたほうがいいと思われます。
これは、エイベックスとの契約上の理由なのか、それとも彼女たちの意志によるものなのか、理由はわかりませんが(おそらく後者だと思いますが)、2019年の吉岡茉祐さんや2020年の永野愛理さん、配信のみですが2020年の田中美海さんと2021年の吉岡茉祐さんのバースデーイベントで歌唱の機会があった際、他のコンテンツの曲は歌われるのに、WUGの楽曲については歌っていません(代わりに、ソロイベントで歌唱していた楽曲を歌ったりはしていましたが)。

例外として、2021年の3月に奥野香耶さんが自身のバースデーイベントで「あのね」「Why am I」を披露されています(2019年1月のWUG HOMEツアー大阪公演以来2年ぶり)。
この2曲は、元々はWUGのソロイベントの楽曲であり、一方で個人名義の曲でもあるので、どういう扱いに捉えて良いか悩ましいのですが…………。

WUGちゃんがライブでWUGの楽曲を歌わないのは、彼女たちなりの考えがあってのことなのでは、と思った理由でもあります。



…………そういえば、今度2021年12月4日に青山吉能さんの音楽活動本格始動を祝したソロライブがありますね…………。

(開催おめでとうございます! 私は配信で観覧します;;)
(今知ったよ! という方、一緒に配信で楽しみましょう!! 配信チケット滅茶苦茶安いです→公式ページ




E.DJ 高木美佑さんが参加するDJイベントに参加する

2018年10月20日開催「アニソンインデックス!!」にてDJデビューし、DJをテーマにしたコンテンツ「D4DJ」では犬寄しのぶ役としてキャスティングされ、DJとしてめざましい活躍をしている高木美佑さんですが、D4DJのライブ以外のDJイベントでは、コンテンツに縛られず、様々なアニソンを流しています。

www.youtube.com

www.youtube.com

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DJの高木美佑さんは、自分が持っている武器を最大限に使いつつ、ファンが何を求めているかもわかった上でパフォーマンスをしているという印象です。
そんなわけで、WUGの楽曲も高頻度で流しています。
その際には「本人が振りを踊る姿」も見られるので、WUGのファンは号泣間違いなしです。

2021年11月23日に開催された「アニレヴ」では、開幕極上スマイルで会場を大いに沸かせました。

DJ 高木美佑さんの出演するイベントは、WUGのライブ感を一番肌で感じられる現場かもしれません。
2021年現在は、コロナ禍のために思いっきり声を出せないことが非常に残念です。










と、いくつか紹介していきましたが、やはり7人のライブを観たいという方ももちろんいると思います。



いつか、観られる日がくることを祈りましょう。
夢を見たっていいじゃないですか。










⑥解散後にWUGを好きになった方へ


ここまで約23000字の文章を読んでくださった方、ありがとうございます。
あと少しで終わりますので、もうちょっとだけお付き合いください。

そんな23000字の長文を簡潔に乱暴にまとめると、

WUGの「解散」は声優ユニットとしての活動に限定されたものであり、WUGちゃんの関係性、絆はずっと続いていく。
WUGちゃんはこれからもWUGちゃん。実質解散していないのと同じ。



最近WUGを好きになってくださった方は、どうか安心して、これからも、どんどんWUGちゃんを応援していってほしいです。


とはいえ、遅れてWUGにハマったことに引け目を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

大丈夫です。
私も最初はそうで、あまり表立ってWUGを好きだと言えませんでした。
好きと言う資格がないとすら思っていました。


そんなとき、とある接近イベントで青山吉能さんに
「すみません、新参でして…………」と伝えたところ、


「ファンに古参も新参もないから!!」


と言われたことがきっかけとなり、WUGを好きだという気持ちをオープンにできるようになったのです。


過去のブログ記事でも触れましたが、改めて、SSAでの吉岡茉祐さんと永野愛理さんの言葉を再掲したいと思います。

吉岡さん
「忘れないで。ここにWUGがいたこと。そして、みんなの中で、WUGという存在が、ずっと先の何億光年も、輝ける想い出になってくれていれば、物語は続いていきます。だから、あえて言わせてください。Wake Up, Girls!を、これからもよろしくお願いします」

永野さん
「今気づかれなくてもいい。5年でも、10年でも、20年先でも、WUGってすごいグループだったと言ってもらえる自信があります」



また、先日Twitter永野愛理さんが配信していた「あいちゃんスペース」で、最近WUGを好きになった方へ、永野さんからメッセージがありました。







2021年でも、2025年でも、2030年でも、WUGを好きになっていいんです。


私の同人関係の知り合いで、別ジャンルで活動している方の中には、30年前に放送終了したアニメの同人誌をずっと描き続けている方がいます(そして未だにオンリーが開催されるくらいジャンル規模が大きい)

愛し方は人それぞれですが、コンテンツの終わりは誰かに決められるものではなく自分が決めるもの。



願わくば、これからも末永くWake Up, Girls!を愛し続けていただき、WUGの物語を未来に繋いでいただければ幸いです。





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TUNAGO





⑦おまけ:続・WUG同人、やらせてください!


記事の冒頭で貼った、昨年のWake Up, Girls! Advent Calendarの記事で、最後に
「⑦WUG同人、やらせてください!」
という内容で、
WUG同人をこれからも続けていくということ、2021年開催予定のコミックマーケット99に参加申し込みをするという話をしました。


そんなコミックマーケット99ですが、5月から12月に開催時期を延期しつつ、2021年12月30・31日に開催されます(おめでとうございます!)


私はというと、無事にスペースをいただけて、機会を無駄にしないためにも絶賛原稿中です。





↑ 暫定版ですが当日のお品書きです。


以前から執筆要望をいただいていました、HOMEツアーレポ本「ありがとうのパレード」の続きにとうとう着手しまして、まず今度のC99で「熊本編」を頒布する予定です。

ご都合が合う方は、是非お越しください。
1日目の12月30日(木)東のJ-48b「ほのぼのフレイム」でお待ちしています。

尚、今回は事前に入場券を入手する必要があるのでご注意ください。
当日フラッと寄る、ということができません!
詳細は、公式ページをご覧ください。

www.comiket.co.jp


そしてここから、皆さまにお願いしたいことがございます。
まだ詳細は未定ですが、2022年以降に開催が予定されているコミックマーケット100に、サークル参加してみませんか?

記念すべき、100回目のコミケ
そのコミケに、「WUGサークル、ここにあり!!!!!!!」という記録を残したいのです。

絵が描けなくても、文章でも写真でも、なんでも大丈夫です。
同人は自由です。

すでに参加を計画しているサークルさんもいらっしゃいます。

会場内でWUGプチオンリーが開催できるくらい、サークルが集まったらとても嬉しいです。
よろしくお願いします。




ちなみになのですが、2022年2月13日に飯坂温泉で開催される温泉むすめオンリーイベントにも参加予定なので、こちらもよろしくお願いします。


7人の温泉むすめ…………一体どんなつながりが…………?






これにて本記事は本当に終わりです。
26000字になりました…………。

ここまでの長文にお付き合いいただき、本当に本当にありがとうございました。


WUG最高!!!!!!!
それでは。